とても大きな影響を頂いた、脇元幸一先生について思うこと。戦略、思い、生き様

ラクビヤ 首のトラブル専門店

2018年01月22日 16:37

1月16日に

Spain Dynamics(スパインダイナミクス)療法の提唱者である

理学療法士の脇元幸一先生が亡くなられました。

ご冥福をお祈りいたします。

SNSでしって「まさか」とても驚きました。

僕がとてもとても影響を受けた先生です。これまでもこれからも。




大きく二つあります。

一つは脇元先生の提唱する「スパインダイナミクス療法」です。

初めてセミナーを受講した時に、度肝を抜かされました。

今までの治療概念が大きく覆されました。


僕は基本的に一つの特別な手技を勉強したり、師匠と言えるような先生はいなくて

偏ることなく幅広く学んできました。

一つの主義に固執して、選択の幅を狭めてしまうのが嫌だからです。



そんな僕にスパインダイナミクスは、「やり方(手技)」ではなく

改めて「在り方(考え方・戦略)」が大切だと学ばさせていただきました。




その考え方に出会うまでは、患部のことにばかり目が行き

患部に固執した治療になっていました

例えば、「膝が痛い」ときた患者さんには膝のマッサージをしたり

運動連鎖を用いて改善しようとしたりしていました。


スパインダイナミクス理論では

なぜ膝に負担がくるのか?なぜ関節は変形したのか?


という部分を人の生態から関節力学的に考え、なるべくして起きた現象として捉え

背骨を中心に力学の不均衡状態を改善して行きます


その考えを得てからは、リハビリの考え方が劇的に変わり

結果も早くでるようになりました


ストレートネックで首を痛めていた自分自身の体も

根本から考えて、体操や生活習慣の改善に取り組むことで

ポジティブに変化して行きました。

ストレートネックを根本から考えることができました。

今のクライアントさん達の力になれているのもこの考え方がなければありません。


スパインダイナミクス理論に出会わなければ、今の自分はないと思います


先日、これまでに参加したセミナーの資料をまとめて見直しましたが、改めて素晴らしい理論だと思いました







二つめはセラピストとしての「生き様」です


5、6年前でしょうか

「百聞は一見しかず」ということで

僕はアポを取り、脇元先生の所属する「清泉クリニック」へ直接見学させていただきました。

直接取り組みを見学することでたくさんの学びを得ることができました

中でも一番覚えているのが

脇元先生と一緒にお昼ご飯を頂いた時に

「病院・会社に抱っこされるだけでなく、理学療法士としてしっかり報酬を得られるようにならないといけない」

という言葉をいただきました。

あの頃、管理職をしていた僕にはとても大きな言葉でした

清泉クリニックでは、理学療法士が主体となり

経営を維持していく手法が確立されていました。診察から検査、リハビリ、アフターフォーローまでがとてもしっかりしていました。

経営者目線としての意識もとても高まりました

本当にたくさんのことを学びました

僕に大きな影響を与えて頂いた人です

大切にして行きます


改めてご冥福をお祈り致します

お疲れ様でした。有難うございました。

目の前のクライアントさんへ、僕の役割をしっかり果たして行きます


関連記事