強い台風が近ずいていますね。沖縄本島の直撃はなさそうですが、、
今年はやはり台風が多そうですね
我が家も日曜日は、台風対策で家の外回りを片付けておきました。
ところで「体の台風対策」もしていますか?
日頃から頭痛や慢性痛に悩む方には
気圧が大きく低下する事で、痛みの悪化につながることがあります
体の対策の前に、なぜ気圧が下がると頭痛や慢性痛がひどくなるのか?を整理します
まず頭痛持ちや慢性痛持ちの方は
通常の方よりも
①自律神経のバランスが普段から崩れている
②体の回復力が低下している(恒常性という体の安定機能)
の2点が低下しています。そういう方が多いです
【体の圧の変化】
台風のような低気圧が近づくと体の内部の圧も変化します
副交感神経が働き、血管は拡張しやすくなります
脳の血管が拡張すると、「頭痛」につながります
関節を包む袋(関節包)も膨らみやすく痛みを発生する物質が活性化して、関節にも痛みが出やすくなります
【自律神経】
体が気圧の低下を感知すると
「今日はあまり動かないほうがいいなー」と判断して
副交感神経が優位になります
そうすると体が重くなり、動きにくい、だるいという状態になります
また、
普段から自律神経が乱れやすい人は
急激に副交感神経のスイッチが入ったり
(急激にだるくなる)
うまく副交感神経のスイッチを入れることができずに、逆に交感神経のスイッチが入ってしまう方もいます
この時も体の正常反応とのアンバランスから頭痛がひどくなる方が多い感じがします
【ヒスタミン】
これがいちばんのくせ者
低気圧により体の圧が変化すると『ヒスタミン』というホルモンが分泌されます
このホルモンは
・体の炎症反応を引き起こす
(これにより頭痛や関節痛の痛みを引き起こします)
これらの影響で頭痛や関節痛の悪化が起こります。ではその対策です!
【対策1:「お水を飲んで体に蓄えましょう!!」】
副交感神経、ヒスタミンの作用による血管拡張で、細胞内のお水が外に出て「むくみ」が起きます。
その時に体の水が不足していると、より体に水を蓄えようとしてさらにむくみが強くなります
体の水が不足することで、筋肉の循環が悪くなり痛みの悪化にも繋がります。
前日から(できれば普段から)お水をたくさん飲んで、体に貯蓄しましょう!!
【対策2:睡眠をしっかりとる!!】
しっかりと睡眠時間を確保しましょう!睡眠不足になると自立神経を乱す原因となります
できれば22時までに就寝、遅くとも24時までには就寝しましょう。
寝不足になれば、低気圧の影響をもろに受けて、症状も強くなります
「明日は台風で休みだー!」とハメを外して夜更かししたらダメですよー
【対策3:朝はシャワーを浴びましょう!】
早起きをして日光を浴びて(寝過ぎると自律神経が乱れやすくなります)
朝に少し熱めの、シャワーに入りましょう。
交感神経にスイッチを入れて、体も温まりやすくなりますので、副交感神経の影響が出にくくなります
【対策4:少しきつめの運動をしましょう!】
お風呂から出て一息ついたら、少しきつめの運動をしましょう!
ラジオ体操などをして、女性ならスクワット10回×2セットを追加してください
そして日中もなるべく体を温めて、冷やさないようにしましょう!
以上が気圧の変化による頭痛&慢性痛の対策でした!!
この度は台風7号および西日本を中心とした大雨災害で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
被災された方がにも心よりお見舞い申し上げます